還暦までは続けるつもり?ブログ

町おこし創作イベントのプロデュースや、少年少女合唱団の演出などをライフワークとしている56歳独身男が、日々感じる事を思いのままに綴ります。

2014年09月

あはれ秋風よ
情〔こころ〕あらば伝へてよ
男ありて
今日の夕餉〔ゆふげ〕に ひとり
さんまを食〔くら〕ひて
思ひにふける と。

さんま、さんま
そが上に青き蜜柑の酸〔す〕をしたたらせて
さんまを食ふはその男がふる里のならひなり。
そのならひをあやしみてなつかしみて女は
いくたびか青き蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。

あはれ、人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
愛うすき父を持ちし女の児は
小さき箸〔はし〕をあやつりなやみつつ
父ならぬ男にさんまの腸〔はら〕をくれむと言ふにあらずや。

あはれ秋風よ
汝〔なれ〕こそは見つらめ
世のつねならぬかの団欒〔まどゐ〕を。
いかに秋風よ
いとせめて
証〔あかし〕せよ かの、ときの団欒ゆめに非〔あら〕ずと。

あはれ秋風よ
情あらば伝へてよ、
夫を失はざりし妻と
父を失はざりし幼児〔おさなご〕とに伝へてよ
男ありて
今日の夕餉に ひとり
さんまを食ひて
涙をながす と。

さんま、さんま
さんま苦いか塩つぱいか。
そが上に熱き涙をしたたらせて
さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。
あはれ
げにそは問はまほしくをかし
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※いい詩だよなあ!なんか泣けて来ます!




本日、昨日のチラシに続き、ポスターも刷り上がってきました。いよいよ本格的に定期演奏会に向けてのスタートです。

今年で7回目の定期演奏会、目玉は毎回必ずやっている、ミュージカルステージ。
これまでに、「11匹のねこ」「サウンドオブミュージック 」「青い鳥」「オズの魔法使い」「100万回生きたネコ」「11匹のねこ」を上演しました。だいだい30分から40分のステージだったのですが、前回のステージでは無謀にも、70分近くも時間を取ってしまいました。台詞も多く、周囲からは小中学生がやるにはちょっとむずかしすぎるのでは?とのご指摘を受けたりもしたのですが?

さにあらず。難解な、井上ひさしの言葉遊びの世界をかなりテンポよく、しかも誰一人台詞を飛ばしたり、間違える事なく、演じてくれ、本当にビックリでした。(あんまり無理さすなよ!)

という事で今回は何をやろうか?という事になったのですが、4月から始まった朝ドラの「花子とアン」を見て、速攻「今年は赤毛のアンに決定!何と言っても、吉高と仲間という2大女優の共演、間違いなく視聴率もあがるし、話題性もある…」と勝手にきめてしまいました。その通り、視聴率もよく、好評の内にドラマは終了しました。

しかし、よくよく考えてみるとこの赤毛のアン、自分はまだ本で読んでいない事に気付きました(馬鹿たれがぁ〜!!)まあ、大体のストーリーはわかってはいるつもりではあるのですが(ホンマに、いい加減な奴やのう!)いいんです!ストーリーなどそんなにわからなくても、いい加減な演出でも、子供達はちゃんとやってくれるし、歌さえちゃんと歌えていれば、なんとかなります。素晴らしい指導者の先生が二人もいるし、保護者の方達も衣装作りや小道具づくり、そして、スタッフも音響や照明など、裏でしっかり支えてくれます。 これまでも、色々苦労しましたが、なんとか最後には形にして来たつもりです(いつも言ってるやろ!ツモリは麻雀だけで、いいんじゃぁ〜!)

まあそう言いながら、昔のアニメで放送された「赤毛のアン」をしっかり見て、演出プランなぞを練らんとなあ!それでは皆様ごきげんよう!

※「オズの魔法使い」結構シルエット効果が出てます(自画自賛)
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※「青い鳥」チルチルとミチルは本当の姉妹です。
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※前回の「11匹のねこ」の1シーンです。
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※30数年前、芸大の仲間達がやった「11匹のねこ」です。
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井上ひさしの台詞以外は、音楽も踊りも完全オリジナルでした。あまり古さを感じないでしょう!?
きょ、きょ、きょうこちゃあ〜ん!(絶句)
 

おはようございます。昨日のブログ、書き終えたと思ったら間違えて消してしまいました。かなりの長文だった為、もう一度書き直す気力がなく、ふて寝してしまいました(もうちょっと要約した簡潔な文章書けや!)

記憶を呼び起こし再チャレンジしてみます。

今日(昨日)は市内の小学校は運動会。運動会が始まる前のラジオ体操の音楽が聞こえてきます。
※家が小学校の近くなので、校内放送はよく聞こえます。
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子供のころ、運動会、学芸会、遠足などの学校行事がある前の晩はほとんど眠れませんでした。徒競走で一番になる夢、学芸会の劇で台詞を間違えたらどうしょう?遠足のお菓子はちゃんと200円以内で買えていたかなあ?などなど・・・。あれやこれやを考えてワクワクして眠れなかったりするのでした。

そんなイベント大好き症候は大人になっても変わらず、芝居の本番やイベントの日には、かなり早朝から目が覚めてしまったりします。「三つ子の魂、百まで」ですかね(笑)

話は変わって、土曜日の合唱団の練習の後、練習場所の出口で子供達が帰るのを見送っていたら、面白い光景が目に入ってきた。小学校低学年の四人くらいが、明日の運動会の応援合戦の練習をしている。それが、とても面白かった。

みんな紅組みたいで、自分達の意気込みを声を合わせて言っているのだけれど、その文句がとてもうまいというか、語呂もよくあっているというか・・・。

細部まではよく覚えてないのだけど、「頑張れ頑張れ、紅組・・・最近のはやりのワードがいくつか組み込まれていて、最後は・・・紅組、白組に負けちゃ~ダメよ~だめだめ!」ラストを聞いて大笑いでした。
高学年の応援団の子供達が考えるらしいのだが、最近の子供達は本当に発想力があるというか、アレンジ力がうまいというべきなのか?ほんとうにびっくりでした。

我々の時代の応援合戦は、ほとんど数種類の応援歌の繰り返しとオーソドックスな337拍子の連続だったと記憶している。「8時だよ!全員集合」で、カトちゃんのストリップまがいの「ちょっとだけよ!」というパフォーマンスを学校で真似て遊んだりはしたけれど、さすがに運動会の応援合戦でそんな事はやれなかった。そんなことをやろうもんなら間違いなく先生にぶん殴られたかもなあ・・・。日本は平和なんだなあ(本当はそうでないのかもしれないが)楽しそうに応援練習をしている子供達を見ながら、こんな平和な時間がいつまでも続いて行ってくれる事を願った。

戦時中の運動会では鬼畜米英の戦士にみたてた人形を竹槍で突き刺す競技や、焼かれた家の火を消す、バケツリレー競争などがあったと聞く。まちがっても運動会でこんな競技を子供たちにやらせたら、それこそ「ダメよ!だめだめ、絶対だめよ!!」なのである。

がぁん!せっかく頑張って書いてたのに?今日はいい文章書けてるなあ!自画自賛してたのになあ?全部消してしまいました。立ち直れそうにありません。寝ます!やっぱこまめに保存しないとね…。image


以前も書いたのですが。中学3年生から、高校時代の2年間、桜田淳子の大ファンでした。
欽ちゃんが司会をしていた、「スター誕生!」で、秋田からでてきた、エンゼルハット姿の女の子を始めて見た時、「な、なんて可愛らしい 女の子なんだ!」特別歌唱力があるというほどでは、なかったけれど、一目でファンになりました。森昌子、山口百恵と中3トリオを組んで、その人気は増し、同世代の男達は熱狂したものです。

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※上の2枚はその桜田淳子を撮った貴重な生写真です。もう数枚あるのですが、あとはボケボケです。
福岡の大濠公園の野外広場?で撮影したものです。室内であるコンサートでは必ず、入場時にカメラチェックがあるので、こんな写真を撮るのはかなり至難の技でした。

衣裳でわかるんですが、「黄色いリボン」という曲です。このコンサートを観るのに友達と、朝の4時前から並び、9時間くらい待って、なんとか2列目くらいをキープできたのですが、当時人気がピークの頃だったので、2000人くらいしか入らない会場に5000人以上の客が押しかけ、開演10分くらいで中止になりました。会場全体がパニック状態でつぶされそうになったのを覚えています。

高校時代の三年間は本当に暗い青春でした。この公園のすぐ前にある、福大附属大濠高校という学校で、野郎ばっかり、一学年700人、一クラス50人はいたと思います。先生もコワモテの男性教師ばかりで、何度殴られたかわかりません。長いろうかのはしからはしまで、殴られる同級生を見た事がありました。「こんなとこにいたら、いつか殺される〜!」恐怖の毎日でした。今なら間違いなく暴力教師で新聞沙汰ですね。
唯一の救いは、年に一度教育実習生の大学生のおねさまがこられる2週間。本当にマリア様か天使のようにみえたものでした。

こんな暗い高校時代ですから、アイドルに夢中になるのもしかたありません。来る日も来る日も汗臭い野郎たちと顔を付き合せ、中にはちょっと変なやつもいて、妙に身体をすり寄せてこられたりすると、「ああ〜もう俺の青春は終わった!もうどうにでもなれ~!」てな気持ちで、身体をゆだねそうな感覚におちいるのでした。大学に入り、女子が多い芸大だったので、まさに、地獄から天国に来たような気持ちでした。

またまた長くなりました(いつものオチかよ!)高校時代のエピソードはまた別の機会に(やっぱり、おなじじゃねえかよ!)紹介します。それでは、また。

 

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